2023/03/08

うちの緑コーナーにある植物たちは、人からもらったもの、預かっているもの、増やしたもの、みんなそれぞれに元気。
さっきカーテンを閉める時に、うっかり葉っぱを茎から折ってしまって、謝りつつ、その時に猛烈にたちのぼる緑のにおいに少し胸を打たれた。人間でいうところの血のにおいのような、強い命のにおいだなと思った。

最近外を散歩していると、あたり一面本当に命がみなぎっているのを感じて身体がチカチカする。草木や花の強いにおい、鳥は騒ぐし、まるまると太った大きなカエルがアスファルトの上で呆然としていたりする。あんな小さなおたまじゃくしがどうしてこんなに大きくなれるんだろうか、シンプルに驚くし感動する。

これまで受け入れられなかったもの、というより受け入れるのが怖かったりどうにかしてなんとかして抗いたかったようなもの、そういうのが急に抜けたようで、だからたぶん、こういった春の散歩で猛烈な命を感じることが、つらくない。