2018-01-01から1年間の記事一覧

日記 2018/11/25

わたしにはじめて名も無き自信と栄光を与えてくれた人、わたしの絵を買って美術館という公共の場に飾ってくれた人、願う前に願いごとを叶えてくれてしまった人、今日はほとんど会ったことのないその人のお通夜だった。 あの大きな壁面の前、未知なる場所に立…

日記 2018/09/29

つい先日、結婚式がおわって一息がてら夫と実家に帰った時の話。 うちの母はお習字教室をやっているんだけど、わたしたちがのんびりしている時にちょうど生徒兼先生(近所の知り合いのおばちゃまたち)が家にやって来て、あらあらご結婚おめでと〜〜とかワイワ…

広島旅行日記

今回広島を旅行しようと思ったのは、恥ずかしながら、わたしはまだ原爆ドームを見たことがなかったから。大人になってからではないと分からなかった新しい感覚がたくさんあったので、思うままに日記としてきもちを残しておきます。 広島に着いてあちこち出か…

日記 2018/05/28

病院に行って帰ってくると1日が終わる。そういう日が月に何回かある。ほっとくと死ぬような病でもなく、だけど薬がないと普通に生活ができないようなもの。慢性的な目鼻喉のアレルギーに花粉症アトピー目の持病PMS。現代の申し子のようなこれらの症状は幼少…

日記 2018/05/19

他人と家族になるというのはどういうことなのかと考えている。 久しぶりにうちの方に父母が来た。わたしは今、夫のお母さんがやっているギャラリーでのグループ展に夫と一緒に出展している。それを見るために2人で車で千葉からやってきた。父母は展示してあ…

とりむしけもの

たしか一昨年、ずっと見る機会を逃していたかぐや姫の物語をやっと見ることができた。人間の営みや生や死について考えていた頃だったので(まあ今もですが…)なにかひとつの答えをもらえたような気持ちになったのを覚えている。衝撃だった。 特に、劇中に出て…

生と死のこと

99歳の祖母が亡くなったのは一昨年の10月の終わり。綺麗な秋晴れの青い空の日だったように思う。 祖母はもう随分前からぼけていて、わたしが子供のころから知っていた「おばあちゃん」の人格はどこかへ消えてしまっていた。自分の子も孫も誰が誰だか分かって…